美と健康の創造館 まるとみ薬品 ぐんまの薬屋 芳さんのブログ

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めまい・耳鳴り
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めまい・耳鳴り

目の前がぐるぐる回ったり、身体がふわふわするめまい。「キーン」「ザー」と仕事中や寝る時などに聞こえる耳鳴り…。これらの不快な症状は、長く続くと日常生活にも支障をきたしてしまいます。しかし、めまいや耳鳴りは外から症状が分かりにくいため、周りの人に理解してもらえず、我慢したりつらい思いをしている人も多いのではないでしょうか…?

そこで今回は、『めまい・耳鳴り』が起こる仕組みや、関係する病気などについて詳しくお話することにしましょう。

めまい・耳鳴りはどうして起こる?

◆めまい

めまいとは、自分や周囲が本当は動いていないのに、ぐるぐる、ふわふわと動いているように感じる異常な感覚のことです。

 

≪めまいの仕組み≫

私たちは、全身の関節・筋肉が感じ取る情報を、で調整することで身体の平衡(バランス)を保っています。しかし、目や耳、関節や筋肉から情報が伝わらない、脳の異常で情報を整理・統合できないなど、このバランスを保つ仕組みが障害されるとめまいが起こります。

 

 ≪めまいのタイプと原因≫

めまいには大きく分けて、ぐるぐる回るめまい・ふわふわするめまい・クラッとするめまいの3つのタイプがあります。これらのめまいが起こってくる原因として、次のようなものが挙げられます。

めまいの原因

●耳の病気   ●過労・睡眠不足   ●自律神経の乱れ
●脳の病気   ●精神的ストレス   ●更年期障害
●薬の影響   ●高血圧・一時的な低血圧(立ちくらみ)   など

一般的に、ぐるぐる回るめまいは耳の病気、ふわふわするめまいは過労やストレスによる心身の不調で起こりやすいといわれています。クラッとするめまいで多いのは立ちくらみ(一時的な低血圧)です。ただし、めまいにはさまざまな原因が考えられるため、めまいのタイプだけで正確に原因を特定できるわけではありません。

 

◆耳鳴り

耳鳴りとは、周りでは音がしていないのに耳の中で不快な音が聞こえる現象のことです。「耳鳴り」とひと口にいっても聞こえる音はさまざまで、「キーン」という高い音、「ザ―」「ゴー」という低い音、両者が混ざったものもあります。

 

≪耳鳴りの仕組み≫

耳鳴りが起こる仕組みはまだよく分かっていません。ただ、耳鳴りがある人の9割以上難聴を伴っていることから、耳鳴りの発生には難聴が関係していると考えられています。 現在考えられている耳鳴りの発生メカニズムは次のようなものです。

耳鳴りの発生メカニズム

①難聴により、耳に入る音の情報が減少する

②脳に音の情報が十分に伝わらなくなる

③脳内の音を感じる細胞が異常興奮して、音がしていると錯覚する

④耳鳴りが起きる

 

≪耳鳴りの原因≫

耳鳴りには、難聴のほかにも、次のようにさまざまな原因が考えられます。また、耳鳴りによるストレスや不安があると、更に耳鳴りを強く意識してしまうという悪循環が起こってしまいます。

耳鳴りの原因

●耳の病気    ●過労やストレス  ●薬の影響
●脳の病気    ●高血圧            など

 

めまいと耳鳴りが両方現われることも…

耳の病気がある場合、「めまい」と「耳鳴り」や「難聴」などの聴覚の異常が両方現われることがあります。これには、耳の奥(内耳)にある三半規管(バランスを保つ働きに関わる部位)蝸牛(かぎゅう:音を聞く働きに関わる部位)が関係しています。三半規管に何らかの障害があるとめまいが起こり、蝸牛に障害があると聴覚に異常が生じます。この三半規管と蝸牛は隣り合わせの位置にあり、どちらかが障害を受けると、もう一方がその影響を受けやすいため、めまいと耳鳴りは両方現われることが多いのです。

このように、めまいと耳鳴りの症状が両方現れる代表的な耳の病気としては、メニエール病突発性難聴があります。ぐるぐる回るめまいと耳鳴り・難聴が共通する症状ですが、それぞれ下記のような特徴があります。

 

 メニエール病  突発性難聴
 原因  内耳の水ぶくれ
(ストレスが大きく関わる)
 内耳の「ウイルス感染」や「血流障害」
 めまい  繰り返す  1回だけのことが多い
 耳鳴り  “ブーン”という低い音  “キーン”という高い音
 難聴  耳が詰まった感じ
最初は低い音が聞こえづらい
 なんとなく聞こえづらいという程度のものや全く聞こえなくなることもある

 

病院での治療(現代医学での治療法)

このようなめまいや耳鳴りに対して、病院では下記のような治療が行われます。しかし、めまいや耳鳴りは原因がはっきりしないことも多く、薬でその症状を和らげる対症療法のみになってしまうことが多いのです。

◆めまい

・薬物療法:抗めまい薬、末梢循環改善薬、ステロイド薬、抗不安薬、制吐薬など

・メニエール病では、薬物療法で症状が改善しない場合、手術が検討されることもあります。

◆耳鳴り

・薬物療法:ビタミン剤、末梢循環改善薬、抗不安薬、睡眠導入剤など

・音響療法(耳鳴りに慣れることを目的とした治療)や心理療法(不安を和らげて耳鳴りによる苦痛を 軽くする治療)

・耳なりの原因となる病気(メニエール病、突発性難聴、中耳炎など)が明らかな場合は、その病気に対応した治療が行われます。

ホノミ漢方では…

漢方では、胃の弱い人は胃の中に余分な水分を溜めやすく(胃内停水という)、この水分が原因となってめまい耳鳴りが起こってくることが多いと考えられています。病院の治療でもめまいや耳鳴りがなかなか治らないという場合には、漢方治療を取り入れるのも一法です。

ホノミ漢方には、胃弱者が起こしやすいさまざまな症状を改善するお薬として『気上錠』があります。気上錠には胃の中の余分な水分を排出する働きがある茯苓・桂皮・白朮・甘草、胃(腸)機能の乱れを整える人参・黄柏・黄連・山梔子が含まれており、胃の弱い人のめまい・耳鳴りなどに対して効果的にお使いいただけるお薬です。

 

 

 

 

また、めまいや耳鳴りはこの他にもさまざまな原因で起こってくるため、当店ではその原因に対応したお薬をご用意しています。詳しくはホノミ漢方のまるとみ薬品までご相談下さい。

生活習慣で気を付けること

1)疲労やストレスを溜めない

めまいや耳鳴りは、疲労や睡眠不足、ストレスによって悪化するので、休息をとって過労を防いだり、趣味やショッピングなどで気分転換して、ストレスを軽減するようにしましょう。

2)血行を改善する

耳の中の血液循環が悪いと耳の機能が低下し、めまいが起きやすくなるので、運動や半身浴などで全身の血液循環を良くすることが大切です。また、喫煙は血行を悪くするので、喫煙者は禁煙するようにしましょう。

3)ビタミンB12を摂取する

ビタミンB12には末梢神経の代謝を改善する作用があり、耳鳴りやめまいの治療薬としても使われています。ビタミンB12は、貝類(あさり、しじみ、かきなど)青背の魚(いわし、さんま、かつおなど)レバーなどに多く含まれていますので食事に積極的にとり入れましょう。

4)耳鳴りを意識せずにいられる環境づくりを

意識が耳鳴りに集中してしまうと、気になってストレスが溜まり、更に耳鳴りが気になるという悪循環に陥りがちです。熱中できる趣味を持つなど、日常生活の中で少しずつ意識から耳鳴りを離す工夫が大切です。

 

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